すべては隣人を愛することから始まります
右の頬を打つ者には左の頬も向けなさい、
という教えに従うのは、けっしてたやすいことではありません。
言葉による場合も、それは同じです。
たいていの人は、そくざに打ち返してしまいがちですが、
こうしたときこそ反射的な行動は慎まなければならないし、
完全な無私と自制の心を発揮しなければならないのです。
克己心を身につけていない人たちは、
自分の受けた分だけ相手にも打撃を与え、
その行為は正当化されると感じています。
それでいて、世界にはなぜこれほど無秩序と混乱が
横行しているのだろう、と不思議がるのです。
自分たちの考えを完全に変えて、自分を愛するのと同じほど
隣人を愛せるようにならなければ、
世界の現状を変えることなど望むべくもないのですが、
彼らは自分の我にすっかり目をくもらせて、
それが見えないのです。
世界に愛と善意が多くなればなるほど、
変化が起こるのもますます早くなります。
しかし変化はずべて、あなたの中ならはじまらなければなりません。
あなたがそのことに気づくのが早ければ早いほど、
あなたのまわりで起こる変化も早くなり、
それがやがて世界に広がっていくのです。
今すぐに、自分のできることから始めてはいかがですか。
そう、不快な事をされたり、嫌な事をされたり、
いつか仕返しをしようと考えるなら、そのことにとらわれ
またそういうことの繰り返しになります。
じゃ、どうすればいい?
その時に感じた感情を、素直に感じ相手に伝えること。
そういうことされるのは、不快ですからやめて下さいと
毅然な態度でいうことです。
相手は、なぜそんな行動に出たのだろう?考えても
ただ機嫌が悪く虫の居所が悪く八つ当たりの場合や
自分に気に入らない反応で感情的になったりと様々です。
相手が嫌だと感じてることさえも、気づかいない場合がほとんどです。
だからこそ、自分の気持ちを伝え、
それとともに自分の心を平常に保つ必要があるのです。
心の平和が、まわりの平和につながります。
もし、相手と同じ反応をしているとしたら、
冷静に考えてみてください、解決はしにくいでしょう。
さぁ、自分の感情を平常心に保つことに挑戦してみましょう。
どんな感情でも、まずは外に出す前に冷静に観察してみよう。
意識が観察の方に向くと感情のエネルギーは落ち着いてきます。
挑戦している自分、感情と向かい合う自分を褒めましょう
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